2018年4月28日土曜日

K.Country H.C-500 ブリッジ取り外し手法の提案

サドル高確保のために削られていたブリッジ。最初に確認をした際には気にならなかったがスクレーパーを差し込んでみると…

これほど入り込む状態。こんな状態だとブリッジも新造する必要があります。今回は一般的に行われている方法とは別の手法を考案しました。

まずはブリッジ周りをプチプチで保護します。
そして、使用するのは熱湯の入ったビニール袋。この方法であれば熱源が100度を超えることがなく、焼損がありません。また、表面追従性がよいため加熱したい部分に密着させることができます。ブリッジ取り外しで大切な温度と時間についてもメリットがあります。温度は季節によって外気温が異なるため若干の差がありますが、基本的には約100度からのだら下がりです。そのため管理するのは時間のみでよくなります。

ブリッジを取り外した結果、ちょうどスクレーパーを差し込んだあたりが変色しています。はがれ始めてしばらくの時間がたっていたようです。また、ブリッジ側に格子状の模様が見られます。ブリッジ接着時にボディ側の塗装をノミではがした際に木材側に残った切れ込みの形状であることが想像されます。

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