2018年4月18日水曜日

K.Country H.C-500 状態の確認 ペグの分解・クリーニング

状態の確認を行い、ペグのクリーニングを行います。 以前の所有者はエンドボールを弦に通して使用していた様子。
 2弦用のペグ。このペグは…
 左右にガタがありました。これだけのガタがあるとかなり気になるものです。この状態は修復を行います。
 ペグを取り外し、分解したところです。通常、つまみの部分はねじを外すととれるはずですが、今回は固くて外れなかったため、ここまでの分解とします。
 ペグのカバーの中はグリスがたっぷり入っていました。しかしながら、おそらく製造されて40年以上ケアはなされていません。ペグのつまみを回した際にはトルクムラがあったり、金属の摩擦感があったりします。
 小さなワッシャーなも含まれています。
 分解した部品は洗浄液に浸し、汚れを落とします。
 ペグの洗浄の間、サドル溝のクリーニングを行います。あまり適切な状態ではありませんでした。
 サドル溝の汚れを掻き出すとこれほどの粉末が発生しました。このような状態ではよいパフォーマンスの発揮は難しいでしょう。


 洗浄液からペグを取り出して観察したのち、つまみ部分の分解ができました。これからすべての部品を磨き上げます。洗浄液内の汚れが見えるでしょうか。



拭き上げを行った際の様子。ウエス上にこれほどまで金属片や汚れが見て取れます。

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